フリーランスの休日

休日モードにつき 写真の事を考えたり 考えなかったり

震災の爪跡

北海道胆振東部地震の震源地、厚真町の隣りに安平町があります。

毎年5月から6月にかけて広大な土地を生かした菜の花畑を一般に公開している地域です。

のどかで美しい丘陵地帯。

そこに追分(追分町)があります。

 

自分から4代前が広島県から移住してきた場所と聞いています。

旧国鉄で賑わった町でしたが、鉱山が廃れると共に人口も減少しました。

今は親戚もいない町。

車で1時間以上もかかるこの場所に、自分の先祖代々のお墓があります。

生前、父が地元の市の霊園に土地を買い、墓を移転しようとしていたのですが、祖父が追分から離れたくないと言ったため移転せずに今もここにあるのです。

 

震度7の地震から1週間。

最初は母と自分の事、仕事の事で頭がいっぱいでしたが、ふと震源地に近い墓地が気になりました。

1週間程度は同じ震度7クラスの余震に警戒するよう呼び掛けられていたので、気になってはいたものの、行けずにいました。

そして昨日、突き動かされるように行ってみたところ、信じられない光景が…

先月、お盆のお墓参りに来た同じ場所と思えない光景…

沸き上がる恐ろしさ。

咄嗟に父が眠るお墓へ…

 

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「父さん…」

「おじいちゃん…」

墓自体は有り難い事に倒れていませんでしが、大きくずれて、小さな余震にも揺れています。

咄嗟に抱きつき、元に戻そうとするのですが、1ミリも動きません。

何とかしなくては…

思えば思うほど非力な自分に泣けてきます。

とにかく落ち着け、冷静に考えろ…

 

誰かの手を借りるしか方法がないと納得するまで時間がかかりました。

何をどうすれば良いのか状況を把握する為に、車に積んでいたカメラで撮る事に。

後日、必要な道具を用意して、人の手を借りながら治すしかない。

それまで持ってくれれば…

今は大きな余震が来ない事を、ただ、ただ、願うばかりです。

 

 

 

出来る限り戒名、名字など、特定出来ないよう加工をさせて頂きましたが、心良く思われない方もいらっしゃると思います。

また、故人が眠る場所での撮影、不敬な事と存じ上げます。

大変申し訳ございません。

震災の状況と恐ろしさをお伝えするため、写真を載せさせて頂きました。

 

 

 

 

 

 

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